2016年12月31日土曜日

流行語大賞は「アンノウン絶対殺す砲」に――話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

今年は、消極的保守派の自分にしては公私共に色々とあったけど、
アニメだけは相変わらずヘラヘラ笑いながら楽しんだので、
毎年恒例の企画に、昨年に引き続き参加させて頂く。

たぶん年間視聴本数(もちろん完走したの)は200は楽勝で超えてるだろうけど、
おかげさまで仕事が忙しくなり、例年よりアニメを観れなくなってるのが情けない。
『ヴァンガG』、『バトスピ』、『バディファイ』、『遊戯王』辺りをあまり観ていない自分がふがいなくて
アニメ好きとはまったく胸を張って言えないな、もう。

ルール
・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

---------------------------
・『あはれ!名作くん』10話「割とギリギリっス」
あまりのハイアベレージ(たぶん今年一番好きなアニメ)に
何話を選べばいいか迷うところだけど、
春クールってラップが多かったよね、ということでこの1話をセレクト。
どいつもこいつも笑えるけど、スウィーツは特に声がウザくて最高に笑える。「ねー、ねーねー!」。

でんぱ組さんは、年末発売のベスト盤でこの主題歌を入れてくれると思ってたのに……。

・『ViVid Strike!』4話「リンネ・ベルリネッタ」
りんねちゃんハードのおかげで、物語の行方がマジでわからなくって
毎週、どう話が展開するかむっちゃ楽しかった作品。その起点になったので4話。

正直、前作の主人公?に負けた話で「は~~~~???」となって、
たぶんりんねちゃんはオッドアイ絶対殺すマンとしてリング外で
ほかの選手を血祭りにあげてまわるのだろうと思ったけどそんなこともなく、
ちゃんと決着付けてくれたので感無量。あ~毎週楽しかった。

・『エンドライド』8話「孤島」
LUNA SEA、和月先生、萩原先生、
後藤圭二監督に田中公平さんの劇伴という布陣に期待が高まったなか、
その想像の100倍は楽しませてもらった快作(少なくとも自分は)。
特に愉しませてもらった前半から、『エンドラ』らしさ溢れる8話に。

後半の『ダンバイン』展開、主題歌に中村一義起用も奮えた!

・『想いのかけら』(25分版)
何かに対して「この作品をみんなに観てほしいな~」と言ったことがある人、
その優しい眼差しをほかにも向けることを忘れないでほしい(と、自分のブログでくらい言いたい)。
自分は、もっと評価されるべきアニメランキング1位に入れた。

http://www.nhk.or.jp/daisuki-tohoku/kakera/

アニメ好きが選ぶ2016年もっと評価されるべきアニメトップ10! 3位「三者三葉」、2位「ブブキ」を抑え、1位はあの軍略物!
http://ddnavi.com/news/343643/a/
↑今年は、この記事のおかげで、知らない間に
自分にも信頼できるアニメ好きの友人がそれなりにいたんだと改めて気づくことができた。
感謝しかない。

・『三者三葉』12話「もうパンの耳は卒業しますわ」
ゆゆ式、GJ部と並ぶ“日常アニメ”はもう見られないのかもしれない、
と勝手に諦めていた中で、元祖的存在の作品が意地と遊び心と狂気を見せてくれた。

・『少女たちは荒野を目指す』9話「好きだから」
もうしょこめざは、全体的に色々とメロメロだったけど、
中でも9話は物作りにおいてプロとは何か、についてすごく考えさせられた。
前々話からの話の流れ、キャスティングの妙、場外戦……すべてが光り、
終盤のクライマックスへの最高のトスになった。

・『ハイキュー!! セカンドシーズン』24話「極限スイッチ」
白鳥沢戦ももちろん素晴らしかった(特にツッキーと「バレーは常に上を向くスポーツだ!」)。

けど、天才に対抗する努力という構図が好きな自分は及川さんがかなり好きで、
彼との決着があんなにカッコよく描かれたら震えるしかない。何だよあの指差し。

・『響け!ユーフォニアム2』13話「はるさきエピローグ」
描写の品のよさに何も言えない。原作でも終盤はウルッと来たけど、
アニメでは麗奈ソロのところの描写でもう。
アニメってやっぱり最高だと思わされた、今年最後にして一番のお気に入り。

 「響け!ユーフォニアム2」監督・石原立也×原作者・武田綾乃対談 (1/4) - コミックナタリー http://natalie.mu/comic/pp/hibike_eupho

この記事、書いたときにネタバレするなという指摘があって、
まぁ反省しなきゃなと少し思いつつ、本当に一番のネタバレというか
核心になるようなところは原稿に入れなかったんだよな~。
このあとの注目ポイントみたいな話の流れで
監督が言っていた「継承される魂」みたいな言葉。
自分はその時に原作(アニメでも)ラストのノートの話と思っていたけど、
まさか香織-優子-麗奈の方も含まれていたとは。参った。

・『文豪ストレイドッグス』24話「若し今日この荷物を降ろして善いのなら」
もう、初っ端からのテンションの異常なまでの高さを何と例えればいいのか。
自分の数少ない視聴体験では、『トップ』5話の「お願いカズミ、戦って」を思い出しました。
ボンズアニメでここまで心震えたのは、『ソウルイーター』エクスカリバー回以来か。

・『Re:ゼロから始める異世界生活』18話「ゼロから」
言うても今年はリゼロの年だったの思うので、その中から選ぶとしたら
7話のスバルか、13話のエミリアか……と悩んでこれ。レムはすごいヒロインだ。
『リゼロ』と酒があれば、10時間でも語れる。

あと『リゼロ』に合わせて『白鯨伝説』を放送したTOKYO MXのセンスは
もっと褒められるべきだと思う。『文スト2』も含めて3大白鯨アニメ。

---------------------------
次点は『灼熱の卓球娘』3話「好きっ!!」。
3話と10話、どちらが好きかというのはアニメ好き相手のジャブとして
しばらく使っていくことになるだろうな~。
それと『ドリフェス』最終話も、“らしさ”という意味では最高クラス。
今年、数多生まれたアイドルアニメの中でも一番心動かされた。

あと昨年末に脅威のまくりを見せた『あにトレEX』、
『XX』ではそこまでの爆発こそなかったものの、
毎回の「フィニ~ッシュ!」の意図に気づいた時、むっちゃ奮えた。
双方向性アニメここに極まれり。来年のルームメイト井上涼子も楽しみ。

来年もよくわからん外野の戯言も含めて、愉快にアニメを観たいところ。
『ギアス』がある限り、楽しめることに疑いの余地はないけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿