2020年12月29日火曜日

マイポートレイト!話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選

今年はクソいコロナのせいでアニメの本数が減ったり、家のことや仕事のことでいろいろ大変だったりしたけど、それでもアニメは200本観られてよかった……と書きたかったけど、数え直したら197本だった。やっぱりコロナ許せねぇ(下書きのあと5本くらい観た気がするけど、酔っ払ってるのでよくわからない)。


今年から新米小僧さん以外の方が新しく集計してくれるそうで、超応援したいです。やっぱり1年のアニメ振り返るの楽しいので。


・「いわかける! - Sport Climbing Girls -」第11壁「15秒の壁」

http://iwakakeru-anime.com/story/detail.php?id=11

声優さんの演技で今年一番よかったのが、これの富田美憂さん。何言ってるのかよくわらかないけど部長を止めようとしているのはものすげーわかった!人間、本気で何か伝えようとしたらそうなるよな!


・「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」第13話「可能性を繋ぐ者達」

https://dendro-anime.jp/story/ep13/

第5話「地獄門」で最高のロボットアニメが始まってめっちゃたまげたけど、このオチもすごかった。最後にXXアニメになるとは……。


・「無能なナナ」1話「無能力」

https://munounanana.com/story/

1話でめっちゃ面白え~~~、となったのはほかにも「アクダマドライブ」、「天晴爛漫!」とかもあってどれもエピソード単位では同じくらい好きだけど、その後の評価を含めてこれに。2期絶対にやってほしい(けどその前に原作読む)。


・「カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-」「第24話「奇跡のカード」

https://anime.cf-vanguard.com/vg2018-if/story/cat/if/

自分は過去10年近くのヴァンガード全部を観てきた(ルールは未だに知らない)ので、今回の超ファン向けギャグシリーズは存分に楽しめてよかったのだけど、そのクライマックス。この回のバンクの使い方は上手すぎて泣いた(今も書きながら泣いてる)。今年ナンバーワンエピソード。


・「神之塔 -Tower of God-」第13話「神之塔」

https://tog-anime.com/story/13.php

最終回で一気に急展開迎えて、さあこっから物語が始まるぞという点では「継つぐもも」(三石琴乃ママが出てきて主要キャラボコりまくって終わり。なんだそりゃ)もすごかったけど、「神之塔」は本当に第2部からめっちゃ面白くなるしクランチロールさんがお金を出しまくってやってくれる可能性は比較的高めなので期待も込めてこちらに。

こちらの記事担当したのでどうぞ。

https://natalie.mu/comic/pp/kaminotou03


・「GIBIATE」第8話「別れの手紙」

https://gibiate.com/anime/jp/story/8.html

10年に一度レベルで好きになってしまった作品なので、どれか1話を選ぶかものすごく迷うけど(どれも5回くらいずつ観てるはず)、前田殿の2話や迫力のワイヤーアクションな3話やガリアンズがしょっぱい5話や大してカーナビの6話やカツカレーな9話やしょうもない奴らが仲間になる10話やおそらく一番人気な11話や絶頂の12話やとてもユニークな各種インタビューや公式サイトの脱字なんかも全部好きだけど、ここでは新潟行き中の1エピソード(+ママン&凶ハゲ離脱)のこれに。わりと本筋には関係ない(大体ないけど)けど、それでも無限に愉しめるポイントがありまくる辺りがジビエだな~~と思えるので。特に好きなポイントはシャッター以外の出口を探さないキャス子と、ピンチに寝ている千水&車のメンテをし続けるヒロシ。


※下書きからの追記:ジビエートBD-BOXが3月まで発売延期だそうなので、みんな買ってほしい。


・「白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE」第7話「山菜採り」

https://colopl.co.jp/shironekoproject/animation/zero_chronicle/story/

山菜が美味しそうだったので。


・「波よ聞いてくれ」第12話「あなたに届けたい」

https://namiyo-anime.com/story/

10回くらい観た。冬クール最終回では「かくしごと」とどっちかと悩むけど、より元気になれる終わり方だったこちらに。ラジオ好きだった頃を思い出せたしミナレが元気過ぎていい作品だった。


・「ノー・ガンズ・ライフ」第17話「貴腐」

http://nogunslife.com/story/story17/

「バナナフィッシュ」16話とかもそうだけど、シリアス一辺倒の作品で唐突にやるギャグ回超好き。「魔女の旅々」はギャグが多すぎてありがたみは少なかった(でも全部楽しかった)。


・「宝石商リチャード氏の謎鑑定」第12話「転生のタンザナイト」

https://jeweler-richard.com/story/detail/?id=1000743

全部面白くて異常にアベレージが高かった作品だし、物語的なピークは10話(こっちも超好き)だろうけど、やっぱりこの最終回の親父がすごすぎた。存在感今年ナンバーワン。


話数単位では選べないけど、殊勲賞は「ご注文はうさぎですか? BLOOM」。これまで「ごちうさ」って全然ピンと来なかったけど、3期は刺さりまくって手のひら返しの楽しさを一番味わえたので。あと技能賞はいろんな意味で異常に楽しんでしまった「まえせつ!」に、そして敢闘賞は王者としての矜持を見せてくれた大安定作「とある科学の超電磁砲T」に。話数単位~1位はベタに「ミュークル」のまいらマイラブじゃなかろうか(超好きだけど、上のは俺が積極的に応援したいのを並べた)。来年もたくさんアニメ楽しみたいですね!

2020年9月29日火曜日

「ジビエート」ヨシナガ博士の本名は?彼女は?真意は?調べてみました!

相変わらずボチボチとアニメを観ている日々ですが、この10年で「プリティーリズム」「ゴールデンタイム」「LOST SONG」くらいにハマりまくってる夏アニメの「ジビエート」

“見る抗うつ剤”という評が今のところ自分には一番ぴったり来ているのですが、まーとにかく面白い。どのエピソードどの場面を観てもエガオになってしまうくらいです(これについては10月3日の神回ツアターという自分がやってるイベントで本気で喋ります)。


※以下、第11話「まぼろしの愛」のネタバレ注意


しかしその第11話「まぼろしの愛」で少しショックなことがありました。

この話でヨシナガ博士が「聞けぇ!わしは、この星の者ではない」(CV:池田秀一)と言い出し、自分の報連相の不手際を棚にあげて主人公たちに逆ギレしてラスボス化するのですが、これに対して「超展開wwww」「そうはならんやろwwww」みたいな反応をよく見かけて残念だったのです(以下、残念な反応の例)。



いやいや、劇中で描かれたものは事実として真っ直ぐ受け止め、自分をアジャストしてこそ本当のファンだろうと。「うんうん、それもジビエートだね」の精神ですよ。「コードギアス」信者だったころに「100万のキセキ」を必死で擁護してたときの根性はどこに行った(自分へのエール)。

というわけで、これまでの博士(ヒロシ、ではないでようですが調べてもわかりませんでした!)の行動を振り返って「ジビエート」の描きは矛盾していない、博士は一貫してメテオラを救おうとしているし、間違っているのは視聴者の目のほうだ!という話です。

明日の最終話を前に、さすがに楽しみすぎて再度全話見直したコストの減価償却です。本当は千水殿の「ふっ」「うぉぉおおおお」の回数をカウントしたかったけど、途中で忘れてました。

※宗教上の理由で場面写真は使えないので、代わりに大好きで何回も観ている「ジビエート」プロジェクトの動画をイメージ的に挟みます。


・PV(パイロットフィルム)

https://www.facebook.com/watch/?v=346327282961146

このPVに博士は出てこないけど、宇宙が絡む話というのはとっくに示されていたわけです。これだけで「ジビエート」が決して行きあたりばったりではないとわかるじゃないですか。

TV版と宇宙船の形がえらい違うとか、キャラデザが全然違うとか止め絵アクションじゃないとかそういう些細な話はどうでもいいです。


・第1話「神隠し」

博士の行動:千水たちに自己紹介、ジビエとジビエート、ジビエワクチンの説明



この話では何も矛盾しているところはありません。

ジビエとジビエートの説明が10話と丸かぶりですが、それは丁寧に2回も説明しているということだし、そもそも「ワクチンって『病原体から製し、これを人体・動物体に接種して、体内にその病気に対する抗体を生じさせるもの。伝染病の予防に用いる。』ものなのでジビエになったのを直すのに使うって……」とかいうツッコミは、2030年にもなったら言葉の意味くらい変わるということがわかっていません。


・第2話「渦の向こう」

博士の行動:千水の傷をいたわる、戦国組の活躍に驚く


この話で重要なのが「なぜかキャンプ場が停電になって移動することに」なること。これは博士が設備の大して整っていないキャンプから離れて研究所で本格的にワクチン研究に励むために行った可能性が大いにあるでしょう。

結局誰が停電させたか本編で示されないのですけど……。


・第3話「第三の男」

博士の行動:一行をキャンプから遠方に向かわせる、千水にジビエの毒を集めるよう依頼する、ヘリを操縦する、メテオラを銃撃する



まず「一行をキャンプ地から遠方に向かわせる」ですが、これはやはり研究所に向かうためで、「どこかに移動しなければいけない」という一言だけで母上殿の「人が少なくてジビエも少なそうだから長野に行きましょう」という目的地方面に向かう言葉を引き出した話術は匠の技です。

そしてヘリに乗ってのメテオラ戦! まず「ヘリは何度か操縦したことはある」というのは、宇宙船も操縦してるくらいだからヘリくらい楽勝のはず。

また博士の唯一の目的であり救助対象である元カノのメテオラに対して銃撃していたことですが、この時点で博士は目の前のメテオラが目的の対象だと気付いていないんです。「あれはメテオラと呼ばれるジビエということしかわかっていない」と言ってるくらいなので、たぶんメテオラと呼ばれる種族は複数いて、目前の個体が目的のものだとは思わなかった。だから、なぜか作中のほかの銃よりやたら威力の高い銃で撃っても忍者にヘリで激突されてもスルーでも何もおかしくありません。

ちなみに「ワクチン完成まであと少し」とこのエピソードで確か2回言いますが、11話までに7回くらい「もう少しだ」って言います。


・第4話「危険地帯」~第8話「別れの手紙」

博士の行動:キャンピングカーを運転する



面倒になってきたのですっ飛ばしますが、大体新潟に向けて運転してます。これも新潟にある研究所に急ぐためです。ゆきのん(雪之丞のこと)がシャッター前で夜通し戦っているときも車の下にもぐって整備していますが、これも新潟にある研究所に急ぐためです。

また第7話「死への夢道」でのメテオラとの再戦ですが、もちろんこの時点ではこのメテオラが救うべきメテオラと気付いていないので、車でアタックされて川に流されても文句は言いません。

ただここでメテオラが「毒針で刺すことに執着しない」「もしや喋っているのか」などと分析され(なぜか千水たちはそんなこと無視してボコりますが、それは置いておく)、コミュニケーションできる可能性が示されたところで、さすがの博士も「もしかしてあれが目的のメテオラ……?」とうっすらと気付いたのでしょう。


・第9話「燃え尽きるまで」~第10話「新たなる仲間」

博士の行動:新潟まで運転する、カツカレーを食べる


ここが一番解釈が難しいのですが、9話の終わりで博士が地図持って「この先しばらく進むとジビエウィルス対策研究所があるらしい」「通り道だから寄る価値はある」と言って終わるのですが、10話になったらいきなり目的地である新潟の研究所(朱鷺メッセの近く)に着いています。

いや「通り道にあったジビエウィルス対策研究所に寄らなかったの?」と気になるところですが、たぶんOVA9.5話くらいで描かれるだろうからそれを待ちましょう。

ちなみにカツカレーを食べたシーンにスプーンがないことをツッコむ向きもあるようですが、宇宙人なんだからスプーン使わずにカレーくらい食べれるに決まってます。


・第11話「まぼろしの愛」

博士の行動:AVインタビューに出る、「こういう結末もありってことだ」



三度現れたメテオラの足止めを千水殿たちに頼みつつ、自分はワクチン完成を急ぎます。

ここで「先に『メテオラは倒しちゃ駄目』って言っとけよ」と浅はかにツッコむのは簡単ですが、研究室に籠もってる博士に対して千水は「ジビエが現れたようだ」としか言わないんですよ。メテオラとは言わない。これが運命の分岐点で、結果メテオラは千水たちに殺され、今際の際の脳波的な何かで博士に自分の存在を知らせます。

そして驚愕の11話ショックへ……!


「いや昨晩のうちに話しておけよ」という話は、博士は千水たちがメテオラにとどめを刺せるとは思ってなかったのでは。ヘリに追突され、川に落ちて日本海まで流されるうちにメテオラも弱体化したんでしょう。

さすがの博士もそこまで読みきれなかった。“うっかり”は「ジビエート」キャラの習性だから仕方ない。(ex.工場のジビエをアヤメが全部倒した宣言したけど、生き残りがいて母上殿を刺した)


いかがでしたか?

このようにじっくり、しっかり、できるだけ作品に寄り添って考えれば博士の行動は何も矛盾がないのです。もし矛盾しててもスペースノイドだから仕方ない。明日の最終回はいっそアクシズを落とすくらいはやってほしいけど、「ジビエート」ならそんな誰でも考えるようなものではなくもっとすげーものを見せてくれると100%信用できるような作品に出会えて本当に幸せです。「ジビエート」最高!


閑話休題。

「ジビエート」のBD-BOXが出るので買ってください。ここまで面白くて35,000円は安い!

 ちゃんと3,000セット以上売れてイベントやってほしい!

http://clionmarket.jp/?pid=152827318

2020年7月29日水曜日

日本アニメの危機であるか~信長のyobbo~

この夏、日本が誇るTVアニメが大きな危機を迎えています。

自分はTVアニメとその話をするのが大好きで、それを知ってくれている人もいるので、つい昨日も仕事相手の方に「今期アニメだと何がいいですか?」と世間話のテンションで問われたので、つい「ジ、ジ、『ジビエート』がですね、エ、エンディングが大黒摩季で……」など変な勢いで熱弁を振るってしまって結局あまり話は盛り上がらなかったのですが、そんな僕が今強い危機感を覚えています。

▲これがトップクリエイターが集合した「ジビエート」だ!

もちろんアニメの数が多いとか(多様性こそ日本アニメの一番の強みだと思ってるので全然結構)質が低いとか(自分の感受性くらい自分で守れ)海外資本のアニメがーとか(海外作品でもなんでも面白けりゃいいだろ)ではなく、2010年代中盤から連綿と続いてきた伝統……つまり信長アニメの歴史が途切れようとしていることについてです。

先日「水曜日のダウンタウン」で「日本人知名度ランキングTOP100」という企画がありまして、織田信長は堂々の歴代日本人知名度10位。もちろん戦国時代の武将ではトップ、どころか故人という括りでも1位です
(ちなみに9位は北島三郎、11位は小泉純一郎。放送中は2位の黒柳徹子だけ予想できなかった)。

参考:https://televi.tokyo/chimeidoranking2020

それだけ日本人が愛する織田信長だけあり、サブカル分野でもあれこれ料理されて描かれているのはアニメ好きなら御存知の通り。つい先日は以下のようないろんな信長を集めた「信長名鑑」なる本も発売されました。

そしてTVアニメにおいては、自分(と尊敬するアニメ好きである友人、彼の功績大)が調べたところ2013年夏の「義風堂々!!」以降、何らかの形で信長が登場しているのです。


2013年春アニメに信長が登場していたらぜひ教えてください。とても切実。

まず、この表についていくつか補足します。

・信長、あるいは信長をモチーフにしたキャラクター(第六天魔王含む)が登場したら信長アニメとカウント。

・青地部分は2016年春スタートの怪物的信長アニメ「ねこねこ日本史」の信長メイン回があったところ。と言ってもこのアニメ、再放送が多すぎて2期くらいで視聴を止めてしまったのですが、信長メイン回だけをリストアップしている奇特なサイトがあるのです。意図がわからない。

・「バトルスピリッツ烈火魂」→「ねこねこ日本史」の継投がとても美しい。

・2016年夏と2019年冬は「ねこねこ日本史」でも信長メイン回がなく、ついにその伝統が……と思いながら該当クールを観ていたら普通に桶狭間の戦いや本能寺の変の流れでいつものように信長(CV:小林ゆうさん)が喋り始めてセーフ。

・どれもそれぞれに面白かったけど、やっぱり「ノブナガン」「曇天に笑う」「胡蝶綺」辺りは極上だった。2011年夏ながら「戦国乙女」も。

https://www.nicovideo.jp/watch/so22614908
やはり「ノブナガン」1話ラストのよくわからんテンションは何回観ても最高。

・「終わりのセラフ 名古屋決戦編」とかにも出てろよ(自分が見逃してるだけだったらすみません)。

というところでしょうか。そんなこんなで自分の周囲のアニメ好き数人はここ数年「信長アニメは続くのか」などとやきもきしながらTVアニメを楽しんでいるのですが、
(自分もこの記事で書いた。今読み直しても「よりもい」が名作になるだろうなんて当たり前だろうけど、ちゃんと放送前から書けておいてよかった)
話を2020年夏アニメに戻して、今期アニメはマジで信長が出なさそうなのばかりなのです。

http://uzurainfo.han-be.com/20sm.html

頼みの綱の「ねこねこ日本史」は4月に信長メイン回をやったばかりだし、ここはもう「天晴爛漫!」でいきなり「OH! NOBUNAGA! YAKIUCHI!!」とか言い出す日本かぶれの外国人が出てくるとか「ジビエート」(今期一番最高)で信長が近未来にタイムスリップしてくるかしかない!

それもこれもアニメの数がCOVID-19のせいで少ないのが悪い。もっとバンバン作られていて、俺たちの秋田書店の「信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~」とかがアニメ化されていたらよかったのに……! とか何とか適当なこと思いながらいろんな作品を観ると面白いかもしれないので、夏アニメも観まくりましょう(夏休みの自由研究終わり)。

最近アニメライターとしての仕事が少なくて暇なので、次回は「2010年代だって面白いロボットアニメはいくらでもあるわい」という話でも書きたいです。

2020年5月18日月曜日

アニメ好きが作った夢の番組表“ドリームクール”まとめ~再放送する作品の参考にしてほしい~

アニメが足りず!(これが言いたかった)

COVID-19のせいで春アニメの制作・放送が20本近く延期してしまい、もっと言うと夏以降のアニメのスケジュールも狂ってきて自分も仕事にいろいろと影響が出ているのですが(アニメライターやってるので何かお仕事あれば右カラム記載のメアドからご連絡ください)、そんなことはさておき、暇になったせいか普段実況ばかりしているようなアニメ好きたちがGWに“ドリームクール”なんて面白企画を始めてしまった!

https://nun-tya-ku.hatenablog.com/entry/2020/05/03/193521

要は自分にとって夢のようなクールを組んで披露するという企画で、初手のぬんさくさんが行った際のレギュレーションは以下のとおり。

①本数は30分枠30本前後+5分アニメ数本
②組める時間は日曜日~土曜日の22:00~26:00の4時間とする (夕方枠、朝枠は設けない)
③実際に放送していたときの放送局や放送時間等は無視し、各時間に1本とする (複数放送局での放送時間かぶりは考えない)
④2クールアニメであれば1クール目をもってきても2クール目をもってきても良い。同様に複数期制作されたアニメであればどの期からもってきても良い。その際、同一タイトルの1期と2期のような組み方は不可。
※このレギュレーションに沿わず好き勝手やっている人が多いのも楽しい。

これに沿って、例えば自分が組んだ夢の番組表だとこれ。


ポイントとしては「毎日ロボットアニメが観られる」「1日をエガオで終えられる」「『バディ・コンプレックス完結編』は最高」辺りで、あとは好きなものを並べました。

で、
・企画に参加されているのは重度のアニメ好きが多そう(たぶん)
・思いの深さはそれぞれだろうけど、さすがに夢のクールを作る企画で嫌いなものを入れる人はそうそういない=面白くて好きな作品が並ぶだろう
という2点から、「この企画の参加者のドリームクールをまとめると最強のアニメ番組表ができるのでは」と思いついたのが5月10日くらい。そしてこちらのG.Gunn3900さんが作られたドリームクールツイートまとめから集計するのがとても時間がかかったので今さら感バリバリですが、44人900作品以上ノミネート(まとまりがないな!)からできあがった夢の番組表がこちらです。


まずいくつか補足を。

・上位30作品くらいはできるだけ初放送時点の曜日時間帯(とりあえず関東での)を意識して配置。その後は上位を優先しつつバランスよく配置していく(幕の内弁当もメインばかりじゃないというか、「ぼくがかんがえたさいきょうのジャンプ」を作るときに打ち切り枠とか考えるのと同じですね)
・ノイタミナとかウルトラスーパーアニメタイム、TOKYO MX恒例の再放送枠なんかは心持ち優先。
・ドリームクール延長戦とか言ってCMを挙げていたのは、もう疲れたので無視。
・カウント漏れとかはそんなにないはず、たぶん。ゼロではないはず、すみません。
・集計の内訳はこちら

この番組表をどう受け取るかはもちろん読者次第ですが、個人的な雑感としては以下の通り。

・2010年以降のアニメばかり(参加者にTwitterでアニメ実況している人が多そうだったから?)。
・全体の傾向としてオリジナルアニメが好かれているのかも。
・15周年を迎えたノイタミナ様で一番の得票数が「ガリレイドンナ」でいいのか? ちなみに僕は嫌いじゃないです。
・定番の「音楽覇王」セットはもちろん、日夜に「ワルブレ」「ふらいんぐうぃっち」を配置している人が多くてうれしかった。
・女性と思われる人がバーチャルYouTuberくらいしかいないせいか、いわゆる女性向け作品が少ない! 「だかいち」や「コンビニカレシ」すら入らなくて寂しい……(自分も入れてないのに偉そうに)。
・月曜日の絶妙な薄味さというかさっぱり感がお気に入り。
・「空戦」「のうコメ」「いせスマ」の流れとか実際にあったらたぶん毎週ぶっ倒れると思う。

という感じでしょうか。アニメがやむを得ず再放送する際って誰が作品を選ぶのかわかりませんが(放送枠を買ってるところなんでしょうけど、放送局の意向や都合とかも関係あったりするのだろうか)、今後残念ながらどこかの番組枠を再放送することがあったら、ここに並んだような作品を再放送してアニメ界を熱狂させてほしいですね!(おしまい)